スタッフ・キャストによるイスラエル・パレスチナ滞在記

2011年5月アーカイブ

タイベに出会った日本人

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昨日は、フルコースでしたからシンプルに、デザートです。
向こうのデザートは、かなり甘めですけど、うまいです!
一番有名なのは、こうしたパイ状の一口サイズのもの。
アーモンドなどのナッツ系が入っています。バクラバとか言います。
日本でも、中東系の料理店で、よく見かけます。
私の都内でのお気に入りのお店は、私の地元板橋にあるチュニジア料理店。
こうしたスイーツを何種類かお土産に買って帰ったりします。

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そんなわけで、上映中に始まった食ブログも今日で最後。
今日が映画の最終日です。是非、タイベの町を見てください。
この町が世界に知れ渡るのは、多分初めてのことでしょう。
とても人情味のある人なつっこい人達がたくさん住んでいました。

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これは、タイベを去る最後の日。結婚式前夜のパーティに招待された様子。
日本からの出演者、小市慢太郎さんと川田希さんも混じって踊っています。

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同じパーティで太鼓をたたくKSKプロデューサー。

この頃には、町中の人たちが映画ピンクスバルのことを知っており、
町で私たち日本人に会うと皆「PinkSUBARU!」と声をかけるように。

一人の日本人が、この町に訪れ様々な驚きや感動、
そして暖かいタイベの人々に出会ったことで、この映画は生まれました。
これから、日本各地やイタリア全土で上映されます。

東京のアップリンクでは、今日が最後です。
是非、タイベの町を、日常のパレスチナ/イスラエルをご覧ください!

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その一人の日本人、小川和也監督と映画にも出演しているナイーマちゃん。
タイベのアクラムの家で、美味しいお昼ご飯を食べた後の様子です。

フルコースでどうぞ!

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明日は、いよいよアップリンクでの上映最終日です。
まだの方、まだ間に合います!

というわけで、今日は、まだ残っている美味しそうな写真で、
中東料理をたらふく見てくださいませ。
食ブログは、とりあえず明日を最後にいったんお休みします。

まずは、メゼ!いくつかは、なんだかよく分からないですが、
美味しそうです。というか、こういうものは、大体美味しいです。

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ここまでボリューミーなフムス+αなものは、残念ながら東京で見ないです。
一番下のフムスは、レバーですね。これ一皿食べたらかなりお腹一杯です。
上にちょこっと赤いものは、多分辛いペーストのようなものかな。

そのフムスの上の写真は、ヨーグルト的なもの。
そこにかかっているのがザタルと呼ばれる向こうで定番の調味料。
タイム、スマック、ごま、塩などを混ぜたものです。
この味は、大好きで、日本でも手に入るときは、買ってます。
結構、何にかけてもいけます。オリーブオイルにザタルをまぶして、
それをパンにつけて食べるのが最高です。
向こうのパン屋には、ザタルをつけたパンを売ってました。
撮影の時も間食として、そのザタルパンがよくサーブされてました。

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メインに食べた料理の数々。そこそこ出て来たのが、チキンのライス詰め。
真ん中の写真が多分それです。
そのチキンの上にある料理は、ムサカです。
これだけユダヤ系のお店のもの。味付けは、まあまあだったかな。
最後のチキンは、ラマッラーで食べたラマッラーで一番美味しいチキン。
というふれこみのお店なんだと思います。

まあ、そんなわけで、色々たくさん食べました。
2ヶ月半いましたが、まったく飽きませんでした。
写真を見ていただければ分かるかと思います。

ちなみに、私の宣伝になりますが、下記のサイトに私の東京での
中東料理情報を載せています。食のページをクリックしてください。

http://www.midest-club.com/

また、私がお世話になっているe-foodには、もっと情報載ってます。

http://www.e-food.jp/

さて、東京アップリンクでの上映は、今日、明日となりました!
映画でパレスチナの美しさに見とれて、
夜は、ファラフェルやフムスを食べに行ってみてはいかがでしょうか?

食ブログも明日がラストです!

2つの常食

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ある日の昼食の風景。
珍しく、男スタッフ5、6人で料理を作っています。
まだ、ロケが、始まる前だから出来たゆとりです。
場所は、映画で使われた主人公の家。実際のアクラムの家なんです。
この日、2種類のイスラエルの定番料理が出てきました。

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1つは、まずこれ。ハンバーグです。ま、向こうでは、コフタケバブ。
中東全域で食べられる定番中の定番料理。イスラエルでも定番です。

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そして、こちらは、シュニッツェル。これは、イスラエルの定番料理です。
パレスチナ側でも見かけました。中東広しと言えどもこの料理が定番なのは、
イスラエルとパレスチナのみでしょう。

この料理は、主に中欧諸国で見られます。
オーストリアのウィナーシュニッツェルが有名です。
トンカツの元になったものとも言われている料理です。
イスラエルでは、基本チキンカツレツになりますが。(豚駄目ですからね)

昼食を作ったときに、この2品の常食が出て来たことを思い出して
なんとも象徴的だなあと思いました。

アラブ人の定番料理とユダヤ人の定番料理が食卓に並んだからです。
別にスタッフは、意識していないのでしょうけども、
なんだかんだ争っていても、当たり前のようにお互いの文化が、
混じっているんですから。そういう意味で食べ物ってすごいと思います。
簡単に国境、文化、言語だって超えちゃいます。

実際、アラブ人の町タイベにユダヤ人が入ってくることがあります。
それは、パンを買うとき。アラブ人が作るパンの方が断然美味しいのを、
ユダヤ人も知っているんですね。ほとんどアラブ人自治区のようなタイベと
ユダヤ人の居住区のボーダーを食べ物は、実際に生活の中で超えているんです。

このピンクスバルという映画も、そんな2つの民族の混ざった生活が、
ゆる〜く描かれています。東京では、20日まで!
今まで見たことの無かったイスラエル/パレスチナを体験してください。

下の写真は、そんなタイベのパン屋さんです。

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タイベの住民はお酒好き

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写真は、タイベの住民が集うハイウェイ沿いのバーです。
タイベの住民は、ほぼ100%イスラム教徒だそうですが、
男達は、よっぽど信心深くない限り、このようにバーでビールを飲みます。
でも、どちらかというと年配の人が多かったようです。
若者は、どちらかというとシーシャの店に集まっていたような。

ビールの種類は、イスラエル産だとゴールドスターかマカベー。
外国のビールだとカールスバーグが幅をきかしていました。
日本だと、イスラエルビールと言えばマカベーですが、どちらかといえば
ゴールドスターの方がポピュラーです。味もそっちの方が好きでした。

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でも、私個人は、ワイン好き!せっかくイスラエルに来たので、
イスラエルワインをいただいておりました。
日本では、あまり見たことないようなイスラエルのワイン。
四国ほどしかない大きさなのに、ワインはイスラエル各地で作られています。
これらは、テルアビブのワイン専門店で買ったもの。
味は、まあまあと言ったところ。コスパが悪いという印象でした。

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よく通ったバーで飲んでいたワインは、こちら。
小さいボトルがあったので、私は、いつもこれ。安定した味でした。
他には、日本でも最近良くみかけるヤルデンが定番。
大手メーカーなんでしょうね。

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こちらは、タイベにあるもう一軒のバーです。
撮影もそこそこ順調に進み、スタッフ大勢で飲みに行った日です。
この日は、すごく楽しい飲み会でした。みんなかなり酔ってます。
奥の方で笑っているのが監督の小川です。いい笑顔です。

主演のアクラムと撮影監督の柳田さんがバーカウンターを挟んで、
小芝居をしています。アクラムがバーテンを演じております。
ちなみに、このバーは、映画で使われています。
映画では、主人公の車がみつからず、やけ酒を飲んで泣いてましたが、
普段のアクラムは、こんな感じにふざけるのが大好きな人です。

パレスチナ自治区でのケータリング

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撮影の楽しみの一つは、ケータリング。毎日、必ず違う料理が食べられます。
見知らぬ国の料理が色々食べられるのは、至福でした。。。

そんな中でもベストだったのは、羊の丸焼きです!!
向こうでもかなり特別な料理なので、羊2頭分が焼かれていましたが、
スタッフ皆あっと言う間に平らげてしまいました。

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切り分けると1人前こんな感じ。でも、みんなおかわりしまくりでした。

この食事が出たのは、パレスチナ自治区のアラールという場所。
車泥棒達が作業していると、手入れがあったということで、
みんなが一目散に逃げていくというシーンを撮った場所です。

ロケ場所は、大きく分けるとタイベ、テルアビブ、トルカレム周辺に
分かれているのですが、この3つのロケ地では、ケータリングが異なります。
トルカレム周辺での撮影は、主にアクラムのパレスチナ側の知人達が、
直接オーガナイズしていたので力の入り方が違います。
そんな力のこもったケータリングが、この羊の丸焼きでした。

ちなみに、パレスチナ側にユダヤ人スタッフ達は、
入れない(入りたくない)ので何人かのスタッフも入れ替わっています。
だから、ユダヤ人スタッフ達は、丸焼きを食べられませんでした。残念!

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ちなみに、パレスチナ自治区トルカレムへ入るチェックポイントは、
こんな感じです。写真撮っていいと聞くと
右の兵隊さんは、電話したふりをしてポーズをとってくれました。
向こうの兵隊さんは、人によってこんな感じに超ゆるゆるです。
左の兵隊さんは、チェルケス人だそうでアラビア語も堪能でした。

※チェルケス人:イスラエル建国以前から存在するロシア系の少数派住民

ハルーフ!ハルーフ!

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とは、アラビア語で羊肉のこと。向こうでは、ご馳走です。
まあ、ケバブなどで簡単に食べられるものでもあるのですが、
家庭料理やパーティーの時に食べる羊の丸焼きなどは、
もう、たまらない美味しさなのです!!

なので、小川監督は、現場で今夜の食事を現地の人に聞くために、
「ハルーフ?ハルーフ?」
としょっちゅう叫んでおりました。その単語の響きが好きなんでしょうね。
中でも映画の冒頭でお祝いに食べる羊を購入するシーン(写真上)では、
その単語を連発してなんとも楽しそうに演出してました。

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で、この上の写真は、私とプロデューサーが映画の小道具を買いに、
西岸の町カルキリヤで昼食を食べたレストランでの写真。
イスラエル側では、機会がなかったのか、こうした肉をドカーンと並べて、
かつ食事出来る店には、一度も出会いませんでした。
でも、西岸に来ると結構、こうしたミートマーケットによく出会いました。

中でも出会わなかったのが、その下の写真の料理です。
これは、羊の「キンタマ」です!この料理も小川監督は、大好物とのこと。
ちなみにこの単語もよく叫んでました。その単語の響きが好きなんでしょう。
映画の中でもその単語をゼン役の小市慢太郎さんに、
叫ばせているシーンがありますよ。

ちなみに私とプロデューサーも食べましたが、ちょっと微妙でした。。。

映画に出てくる冒頭の羊を購入するシーンは、
タイベから南にちょっと行った所にあります。四国ほどの小さな国なのに、
こんな広い放牧地があるのには驚きました。
開放感のある場所での撮影だったので、非常に楽しかったのを覚えています。
下の写真は、そんな開放感を感じさせる一枚。アクラムが髭剃ってます。

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メゼが多いお店で大昼食

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GWで、しばしブログも休ませていただきましたが、今日から復活です!
写真も撮影の合間の金曜(休日)のひとときの様子です。
撮影クルーの半分近くがタイベのアパートに泊まっているので、
その連中を引き連れて昼食へ。

といっても、これだけの人数をさばけるお店は、タイベにないからなのか、
タイベ沿いのハイウェイを南に数キロ走った所にあるお店へ。

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このお店、このようにやたらとメゼの種類が豊富だった。
ハイウェイ沿いのなんら特色の無いお店なのに。
とにかく種類が多すぎて、どの料理がなんて名前なんか分からず、
なんか美味しく色々いただきました。で、メインは肉だったけど、
そちらは、たいしたお味では、ありませんでした。。。

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うちらの昼食中、兵隊4人が昼食をとりに入ってきた。
主演のアクラム曰く、「この格好でレストランに入るのは違法だ」
とか言っていたけど、本当のところどうなんでしょう?

タイベの周辺は、イスラエルの中でもイスラエル国籍のアラブ人が、
多い地域でアラブのトライアングルと呼ばれている。
そんな地域のお店だから、やっぱり軽く見られてたからなのかな?

そんなことを考えながら、この日の午後エルサレムで休日を過ごした。
アラブ人とユダヤ人のことを考えずにはいられない金曜日だった。

シャワルマ

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上記の写真は、「シャワルマ」です。
いわゆるトルコ屋台の「ドネルケバブ」と一緒ですね。呼び方が違います。
ユダヤ人にもアラブ人にも親しまれているポピュラーな屋台料理です。
どの町にも必ず一軒以上シャワルマのレストランがあります。
スタッフが滞在したロケ地タイベにあるレストランも、
その大半は、シャワルマ屋さんです。後は、カフェやフムス屋さんですね。

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で、人気があるお店というのは、どうもこの写真のように、
たくさんの野菜やピクルスなどが大量にある店のようでした。
こうした野菜は、基本入れ放題です!
地中海の日差しで育ったパレスチナ産の野菜が、またうまいんです!

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だから、こんなふうにシャワルマを囲んで色々な野菜やペーストを盛って、
食べることも出来ます。真ん中がシャワルマ、その向こうにフムス、
オリーブやヨーグルトなどを使った簡単な副食が並んでいます。

当然、お店によって、こうした副食の味付けが違うので、
たかが屋台のシャワルマと言えども、結構飽きずに食べることが出来ました。
日本にも、こんな副食だらけのシャワルマ屋さんがあったらいいなあ。。。