スタッフ・キャストによるイスラエル・パレスチナ滞在記

2つの常食

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ある日の昼食の風景。
珍しく、男スタッフ5、6人で料理を作っています。
まだ、ロケが、始まる前だから出来たゆとりです。
場所は、映画で使われた主人公の家。実際のアクラムの家なんです。
この日、2種類のイスラエルの定番料理が出てきました。

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1つは、まずこれ。ハンバーグです。ま、向こうでは、コフタケバブ。
中東全域で食べられる定番中の定番料理。イスラエルでも定番です。

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そして、こちらは、シュニッツェル。これは、イスラエルの定番料理です。
パレスチナ側でも見かけました。中東広しと言えどもこの料理が定番なのは、
イスラエルとパレスチナのみでしょう。

この料理は、主に中欧諸国で見られます。
オーストリアのウィナーシュニッツェルが有名です。
トンカツの元になったものとも言われている料理です。
イスラエルでは、基本チキンカツレツになりますが。(豚駄目ですからね)

昼食を作ったときに、この2品の常食が出て来たことを思い出して
なんとも象徴的だなあと思いました。

アラブ人の定番料理とユダヤ人の定番料理が食卓に並んだからです。
別にスタッフは、意識していないのでしょうけども、
なんだかんだ争っていても、当たり前のようにお互いの文化が、
混じっているんですから。そういう意味で食べ物ってすごいと思います。
簡単に国境、文化、言語だって超えちゃいます。

実際、アラブ人の町タイベにユダヤ人が入ってくることがあります。
それは、パンを買うとき。アラブ人が作るパンの方が断然美味しいのを、
ユダヤ人も知っているんですね。ほとんどアラブ人自治区のようなタイベと
ユダヤ人の居住区のボーダーを食べ物は、実際に生活の中で超えているんです。

このピンクスバルという映画も、そんな2つの民族の混ざった生活が、
ゆる〜く描かれています。東京では、20日まで!
今まで見たことの無かったイスラエル/パレスチナを体験してください。

下の写真は、そんなタイベのパン屋さんです。

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